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ヒト腸内細菌移植マウスを用いた肥満合併重症喘息の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K08155
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53030:呼吸器内科学関連
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

福永 興壱  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (60327517)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード喘息 / 食事 / 自然免疫 / 獲得免疫 / 2型自然リンパ球 / 腸内細菌 / 肥満 / 難治性喘息 / 食餌 / 重症喘息
研究成果の概要

喘息悪化に影響を与える因子は様々であるが、今回我々は食生活によって腸内細菌叢の変化が肥満を起こすのみならず、喘息合併患者の病態の難治化に影響を与えている可能性を考えて研究を行った。その結果獲得免疫が関与する肥満モデルマウスでは喘息の悪化を認めたが、自然免疫が関与するモデルマウスでは肥満よりはむしろ食事の餌の種類により病態が悪化することが明らかになった。そしてこれは腸内細菌の影響によるものであることを示した。この結果から食事の質(食物繊維の質や含有量など)が腸内細菌を介して2型自然リンパ球を中心とした気道の自然免疫に影響を与えて肺の好酸球性炎症、すなわち喘息を悪化させることが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

喘息の悪化の要因として肥満、食事が関係することを明らかにした。喘息において2型自然リンパ球(ILC2)を介する自然免疫は喘息治療の主軸となるステロイドに対する治療抵抗性にも関与しており、難治性喘息の病態にも深く関わっている。一方ILC2のステロイド抵抗性を改善する有効な治療薬はいまだない。今回の研究成果から日常の食事の質が喘息における自然免疫のコントロールに影響を与える可能性が考えられ、肥満のみならず食事内容にも注意する必要性があることを示すことができた。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] マウスにおける食餌によるアレルギー性気道炎症への影響に関する検討2020

    • 著者名/発表者名
      奥隅真一、宮田純、加畑宏樹、正木克宜、加川志津子、田野崎貴絵、渡辺理沙、桑江美聡、秋山勇人、西江美幸、砂田啓英也、福永興壱
    • 学会等名
      第60回日本呼吸器学会学術講演会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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