研究課題
基盤研究(C)
肺MAC症の起因菌である非結核性抗酸菌に対して、トランスポゾン(動く遺伝子)変異システムと次世代シーケンシング技術を駆使して、全ゲノムレベルでの生存必須遺伝子およびバイオフィルム形成必須遺伝子を同定した。これらの必須遺伝子が司る代謝経路を阻害することで、菌の増殖が阻止されることを細菌学的実験により証明した。非結核性抗酸菌の生存必須遺伝子ならびにバイオフィルム形成必須遺伝子のリストは、新規治療薬開発の重要な基盤情報となる。
今回、主要な非結核性抗酸菌であるマイコバクテリウム・イントラセルラーエに対して、トランスポゾン(動く遺伝子)による変異株ライブラリーの作成と次世代シーケンサーによる全ゲノムシーケンシングを組み合わせたトランスポゾンシーケンシングを行い、全ゲノム規模で生存必須遺伝子の同定を行いました。今回同定した生存必須遺伝子群は、非結核性抗酸菌の薬剤標的となるため、肺MAC症に対する新しい治療薬の開発において重要な情報源となります。
すべて 2021 2020 2019 2018 その他
すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (6件) (うち国際共著 2件、 査読あり 5件、 オープンアクセス 5件) 学会発表 (7件) (うち招待講演 1件) 備考 (1件)
ACS Infect Dis.
巻: 7 号: 2 ページ: 479-492
10.1021/acsinfecdis.0c00851
Sci Rep
巻: 10 号: 1 ページ: 17997-17997
10.1038/s41598-020-75028-2
巻: 10 号: 1 ページ: 5449-5449
10.1038/s41598-020-62287-2
Braz J Infect Dis
巻: 23 号: 4 ページ: 246-253
10.1016/j.bjid.2019.07.001
Microbiology and Immunology
巻: 63 号: 3-4 ページ: 130-138
10.1111/1348-0421.12674
PLOS ONE
巻: 13 号: 10 ページ: 0204160-0204160
10.1371/journal.pone.0204160
120006534592
https://www.med-niigatauniv-bacteriol.org/