研究課題/領域番号 |
18K08204
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53040:腎臓内科学関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
上條 祐司 信州大学, 学術研究院医学系(医学部附属病院), 准教授 (50377636)
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研究分担者 |
青山 俊文 信州大学, 学術研究院医学系, 教授 (50231105)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | sulfatide / 腎臓病 / 高血圧 / 脂質代謝 / 尿毒素 / 酸化ストレス / 糸球体活動性病変 / バイオマーカー / 慢性腎臓病 / 脂肪酸代謝 / PPARα / 脂質異常 / 血管炎症候群 / スルファチド / 心臓血管病 / 不飽和脂肪酸 / オートファジー / ANCA関連腎炎 / 高脂血症 / 複合糖脂質 |
研究成果の概要 |
本研究は、腎臓病患者における血清スルファチド(sulf)異常の臨床的意義、および血清sulf低下機序を明らかにすることを目的とした。様々なモデル動物の検証の結果、尿毒素の体内蓄積や不飽和脂肪酸欠乏時にはsulf分解酵素群の発現が増加すること(Glycoconj J.2019, FASEB J 2020)、高血圧、脂質異常症、酸化ストレスによりsulf合成酵素の発現が低下すること(Hypertens Res. 2019, Arch Toxicol. 2019)を明らかとした。臨床研究としては、血清sulf値は糸球体の活動性病変と関連することが明らかとなった(J Clin Med. 2022).
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究結果により、腎臓病に伴うsulf異常の出現機序が明らかとなった。また血清sulf値が新たな腎臓病のバイオマーカーになる可能性が示唆された。血清sulf値異常は、血小板機能、凝固機能、炎症過程などに影響することが知られているため、本研究結果が新たな新規腎臓病治療法開発に役立つ可能性がある。
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