研究課題/領域番号 |
18K08220
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53040:腎臓内科学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
萩原 晋二 順天堂大学, 医学部, 准教授 (70445568)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 糖尿病性腎症 / miRNA / RAGE / PAI-1 / microRNA / 糖尿病 / 腎線維化 / マイクロRNA / Diaph1 |
研究成果の概要 |
最終糖化産物(AGE)は、AGE受容体を(RAGE)を介して線維化を促進し糖尿病性腎症進展に大きく関与している。我々は糖尿病性腎症において腎保護作用が示されているRAGEノックアウトマウスのメサンギウム細胞において高発現していたmiR-199aに注目した。マウスメサンギウム細胞でmiR-199aの過剰発現によりPAI-1の発現が減少し、発現抑制によりPAI-1の発現が上昇した。また、TGF-β刺激によりmiRNA-199aの発現量は減少した事からmiR-199aはメサンギウム細胞では抗線維化作用が示唆された。データベースからPAI-1がmiRNA-199aのターゲット遺伝子であると推定された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
miRNAは細胞シグナルを調整するメディエーターであり、腎障害が出現する以前にそのプロファイルに変化が認められるため、そのプロファイルの解析により早期に腎障害を予測できる可能性がある。また糖尿病性腎症の線維化に関連するmiRNAを解析することで、早期診断およびmiRNAを用いた新しい治療法を開発することは、末期腎不全に対する腎代替療法の医療費削減にも有用であると考えられる。 申請者らこれまで糖尿病性腎症に対して腎保護作用が示されているRAGE KOマウスにおいて過剰発現したmiRNAを同定しており、着目したmiRNAの糖尿病性腎症における影響を検証することは非常に興味深いと考えている。
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