研究課題
基盤研究(C)
本研究では、健常者・腎疾患患者計150名の血中尿中microRNAを解析し、①糸球体、尿細管、間質の各細胞に様々なmicroRNAが発現する、②腎組織と尿のmicroRNA発現は相関する、③腎病変の種類により尿microRNA発現プロファイルが異なる、④特定の尿中microRNAは腎機能低下と関連する、などを明らかにした。これらの結果から、様々なmicroRNAが腎疾患の発症や進行と関連し、尿microRNAは腎組織microRNA発現や腎障害の病態を反映する可能性があること、尿microRNAは腎疾患の予後を予測する指標となりうることが示唆された。
本研究では、尿microRNAは腎臓病の予後を予測する指標となりうることが示唆された。腎臓病は心臓病や脳卒中との関連が強いことから、microRNAと各疾患との関連についての検討をさらに進めることで、microRNAを対象とした幅広い疾患の新しい治療法の開発につながる可能性がある。
すべて 2020 2018
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)
Sci Rep.
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Clinical and Experimental Nephrology
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