研究課題/領域番号 |
18K08238
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53040:腎臓内科学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
石本 卓嗣 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (00534835)
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研究分担者 |
丸山 彰一 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (10362253)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | フルクトース代謝 / KHK-C KOマウス / 糖尿病性腎臓病 / アンチセンスオリゴ / CRISPR/Cas9 / マウスKHK-C強制発現細胞株 / フルクトース / ケトヘキソキナーゼ / フルクトキナーゼ |
研究成果の概要 |
野生型・KHK-A KO・KHK-A/C KOマウスを用いた糖尿病モデルの検討にて、野生型・KHK-A KOマウスは腎機能障害、尿NGALの上昇、解糖系代謝物・TCA回路代謝物の上昇を認め、KHK-Aマウスにおいて腎NADの低下を伴ってより顕著であった。これらの結果から、KHK-AはDKDの進展において腎保護的な働きがあることが示された。一方で、KHK-Cによるフルクトース代謝はDKDを増悪する可能性が示唆された。また本研究では、新たにKHK-C KOマウスを樹立した。また、KHK-Cを標的とした新規治療開発のため、KHK-Cを選択的に阻害するアンチセンスオリゴの作成を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において検討を行った糖尿病性腎臓病(DKD)は現在も腎不全の原疾患の第一位であり、その治療法の確立が切望されている。また、先進国のみならず発展途上国も含めて世界中で増加しているメタボリック症候群および糖尿病の誘因の一つとして、砂糖・果糖ブドウ糖液糖に含まれるフルクトースの過量摂取が世界中で注目されている。本研究において分子標的としてのフルクトース代謝酵素KHKの有用性について、2種のアイソフォーム別に検討することは、DKDのおよびメタボリック症候群に対する有効性・選択性の高い治療法の開発につながると考えられる。
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