研究課題/領域番号 |
18K08266
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53050:皮膚科学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
濱口 儒人 金沢大学, 医学系, 准教授 (60420329)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 全身性強皮症 / 皮膚筋炎 / 自己抗体 / 免疫沈降法 |
研究成果の概要 |
全身性強皮症、多発性筋炎/皮膚筋炎で検出される自己抗体について、Line blot法と免疫沈降法との一致率は、カットオフ値の設定によらず高確率で一致するグループ、カットオフ値の設定により一致率が向上するグループ、カットオフ値の設定によらず一致率が低い群に分類された。したがって、Line blot法の結果を解釈する際には、これらの特性を考慮に入れる必要があると考えられた。全身性強皮症関連自己抗体陰性群の臨床的特徴について検討したところ、自己抗体陰性群の臨床的特徴は抗トポイソメラーゼⅠ抗体陽性群に類似しており、自己抗体陰性群は特徴的なサブグループを形成していることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、全身性強皮症、多発性筋炎/皮膚筋炎患者血清中に存在する自己抗体を免疫沈降法により同定し、その結果をLine blot法と比較することでLine blot法の妥当性を検討したところ、Line blot法の結果の解釈は慎重に行う必要があることが明らかになった。また、全身性強皮症において全身性強皮症関連自己抗体陰性の症例について臨床的特徴を明らかにした。本研究により自己抗体の同定方法に関する重要性が認識され、全身性強皮症の特定のサブセットの臨床的特徴が明らかになったことは膠原病診療の飛躍に貢献しており、学術的意義があると考えられた。
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