• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

非平衡大気圧プラズマ(冷たいプラズマ)を用いたメラノーマに対する新規治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K08270
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53050:皮膚科学関連
研究機関愛媛大学

研究代表者

白石 研  愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (80710863)

研究分担者 神野 雅文  愛媛大学, 理工学研究科(工学系), 教授 (30274335)
本村 英樹  愛媛大学, 理工学研究科(工学系), 准教授 (80332831)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワードメラノーマ / 非平衡大気圧プラズマ / アポトーシス / 抗腫瘍効果 / 増殖抑制 / 遺伝子発現 / プラズマ
研究成果の概要

メラノーマは皮膚癌の中で最も悪性度が高く転移を起こしやすい。化学療法の感受性は低く新たな治療法の開発が求められている。近年、熱的に非平衡な「冷たいプラズマ」を大気圧下で生成する技術が実用化され、医療への応用が進められている。本研究においてプラズマの直接照射のみならずプラズマ照射培養液がメラノーマに対し抗腫瘍効果をもち、その機序として癌細胞にアポトーシスを引き起こすことが確認された。また、アポトーシス関連因子の遺伝子スクリーニングにより、ある遺伝子の発現がプラズマ照射により大きく変化することが分かった。プラズマの腫瘍抑制機序が解明されつつあり、新規治療法としての実用化が期待できる。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究によりプラズマがメラノーマに対して抗腫瘍効果をもつことが明らかとなった。その機序として癌細胞にアポトーシスを引き起こすことが確認され、それに関与する因子の同定にも成功した。実際に人に対して応用可能な照射量や照射液濃度の設定、安全な照射法の開発を進めていく。また、副作用を検討した上で、注射液や軟膏など治療薬としての実用化も進めていく。従来の治療法に代わるプラズマ療法は画期的かつ独創的な新規治療法である。今回はメラノーマを用いたが、他の多くの癌にも応用が可能と考える。プラズマの臨床応用は、一度転移してしまうと手がつけられなかった進行性の癌患者に対して新たな治療戦略になる可能性を秘めている。

報告書

(6件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2018-04-23   更新日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi