研究課題/領域番号 |
18K08277
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53050:皮膚科学関連
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
渡辺 秀晃 昭和大学, 医学部, 教授 (80327931)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 重症型薬疹 / HLA / バイカリン / Annexin A1 / スティーヴンス・ジョンソン症候群 / 中毒性表皮壊死症 / 薬剤性過敏症症候群 / 重症薬疹 / Stevens-Johnson症候群 / 結合様式 / 薬剤抗原提示 / ドッキングモデル / 薬疹発症予測 / 薬疹治療薬開発 / ダプソン / ラモトリギン / Molecular structure / Docking simulation |
研究成果の概要 |
薬疹の報告の多い数種の薬剤は芳香族を持ち、その近くに二重結合の酸素を有する共通構造を持ちHLA-B*13:01を持つ人に対して、重症型薬疹を起こすことが予想された。 バイカリンが、重症型薬疹SJS/TENにおいて細胞死に関わっているAnnexin A1とFRP1の結合を阻害しRIP1およびRIP3の活性化を阻害することで細胞死を阻害することを見出し、SJSの治療薬の候補となりうることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
薬剤を投与する前にHLAを測定することで死亡率の高いSJS/TEN(SJSで4%、TENで30%)の発症を抑える、いわゆるオーダーメード医療に繋がる。また現在SJS/TENの治療にはステロイド全身投与以外にいい治療法が無いのが現況であるが、漢方薬バイカリンが、SJS/TENにおいて皮膚の細胞死を阻害する可能性を見出し、SJSの治療薬の候補となりうることがわかり、今後の臨床応用に繋がる研究である。
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