研究課題/領域番号 |
18K08284
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53050:皮膚科学関連
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
今井 康友 兵庫医科大学, 医学部, 講師 (10529514)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | IL-33 / Scgb / SCGB蛋白 |
研究成果の概要 |
インターロイキン-33(IL-33)はアレルギーを誘発する炎症性サイトカインである。IL-33を過剰産生する遺伝子改変マウス(IL-33Tg)はアトピー性皮膚炎(AD)を自然発症した。IL-33Tgマウスの皮膚に誘導される遺伝子群を解析し、ネコアレルギーの主要抗原に類似した分泌タンパクであるScgbファミリーが高発現することを見いだし、特にScgbファミリー遺伝子の発現はケラチノサイトで増加することが判明した。 ヒトAD患者においても、同様に表皮でScgbファミリー蛋白が増加していた。今後はScgbファミリーの機能解析を行っていく必要がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
申請者らはIL-33Tgマウス皮膚におけるmRNAのマイクロアレイデータをもとにクラスター分析、主成分分析を行い、皮疹の発症とともに特異的にScgb ファミリーの遺伝子が誘導されることを見いだした。ヒトScgbファミリーは主要なネコアレルギー抗原(major cat allergen)であるFel d1(CH2)と相同性が高い。つまり、Scgbファミリーは抗原として働く可能性が推測された。
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