研究課題/領域番号 |
18K08285
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53050:皮膚科学関連
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研究機関 | 国立感染症研究所 |
研究代表者 |
宮本 友司 国立感染症研究所, ハンセン病研究センター 感染制御部, 主任研究官 (40392328)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ハンセン病 / 抗酸菌 / らい菌 / RNA / 遺伝子発現 |
研究成果の概要 |
ハンセン病の薬剤治療効果判定を可能にするRNAマーカーの同定を目指し、薬剤で処理されたらい菌RNAの動態を把握するため、生体から抽出したらい菌及び生体内で増殖中のらい菌に対して網羅的遺伝子発現解析を実施した。その結果、一部のらい菌遺伝子群が薬剤で処理された際に発現量を大きく変化させていることが判明した。さらに、これらの中には、発現量が比較的多いものも含まれていた。これらの結果は、変化の幅が大きくまたその変化を補足し易いという面において、らい菌遺伝子の中に生存度及び治療効果を的確に判定し得るマーカーの候補分子が存在する可能性を示している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ハンセン病の治療には抗菌薬が使用されるが、それらの効果を的確に判定する手法は、現状確立されていない。本研究においては、ハンセン病の病原体であるらい菌の生存度を指標にした治療効果判定法の開発を目指し、らい菌の生存度と連動するRNAマーカーの同定を試みた。薬剤処理により変動するらい菌遺伝子の発現解析を実施した結果、生存度と連動する可能性のあるらい菌遺伝子をRNAマーカーの候補として同定した。これらの結果は、これまで困難であったハンセン病の治療効果判定法の開発に繋がる可能性を示している。
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