研究課題/領域番号 |
18K08287
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53050:皮膚科学関連
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
水芦 政人 東北大学, 大学病院, 講師 (20400369)
|
研究分担者 |
浅野 雅之 東北大学, 大学病院, 助教 (40755302)
相場 節也 東北大学, 医学系研究科, 教授 (80159269)
木村 裕 東北大学, 大学病院, 助教 (90375056)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 接触皮膚炎 / ヒアルロン酸 |
研究成果の概要 |
接触皮膚炎発症時には海綿状態という病理学的特徴を形成することが知られているがどのような機序で形成され、またその意義について明らかになっていない。ヒアルロン酸が表皮にて多く形成されていることが知られているため、ヒアルロン酸を合成する酵素であるヒアルロン酸合成酵素(HAS)に着目し研究を行った。HASにはHAS1,2,3が存在し、我々の過去の研究からHAS3が重要と考え、HAS3遺伝子欠損マウスを使用し、接触皮膚炎モデルを行ったところ急性期にて皮膚の厚みの減弱がみられ、表皮でのヒアルロン酸合成が低下することを見出した。このことから接触皮膚炎の形成にHAS3が重要な役割を果たしていることが判明した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々の研究結果からヒアルロン酸合成が接触皮膚炎の形成に必要なことが判明し、ヒアルロン酸によって接触皮膚炎が制御できる可能性が判明した。我々の仮説が正しければ、今回の結果はヒアルロン酸バイオロジーを利用した炎症性皮膚疾患治療の基盤となる。今後は、超低分子ヒアルロン酸を塗布することで実際に接触皮膚炎の炎症反応が抑制できるのかについて検討し社会還元に向けて進めていく。
|