研究課題/領域番号 |
18K08288
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53050:皮膚科学関連
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研究機関 | 日本医科大学 (2019-2020) 秋田大学 (2018) |
研究代表者 |
長田 真一 日本医科大学, 医学部, 准教授 (00244484)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | メラノーマ / イノシトールリン脂質 / INPP4B / PTEN / PI3K経路 / 免疫チェックポイント阻害薬 / シグナル伝達 / ノックアウトマウス |
研究成果の概要 |
イノシトールリン脂質の一つである細胞内PIP3は、発癌に密接に関わっている。本研究では、新たにPIP3の産生を制御することが判明したInpp4b遺伝子が欠損したメラノーマ・マウスを用いて、腫瘍内のPIP3量が増加するほどメラノーマの悪性度が高まるのか(PIP3閾値モデル)を検証した。その結果、Inpp4bのホモ欠損よりもヘテロ欠損のメラノーマの方がより悪性度、治療抵抗性が高いことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によりPIP3閾値モデルがメラノーマにも一部当てはまることが示唆された。腫瘍内PIP3量の増加は免疫チェックポイント阻害薬に対する感受性を低めることが報告されており、Inpp4bがメラノーマにおいてもPIP3量の増加に関わることを明らかにした本研究は、今後メラノーマの悪性度、治療抵抗性のメカニズムの解明につながる。
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