研究課題/領域番号 |
18K08302
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53050:皮膚科学関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
河井 一浩 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (90242411)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | IL-13 / γδT細胞 / T細胞レセプター / T細胞分化 / 樹枝状表皮T細胞 / mTOR / T-cell receptor / differentiation / signaling pathway / metabolism |
研究成果の概要 |
マウスの表皮内T細胞は単一のγδT細胞レセプター(Vγ3 TCR)を発現し、ケラチノサイト上のリガンドを認識してIL-13を産生する。胎仔胸腺内のVγ3T細胞はIL-13を産生せず、皮膚に遊走後に表皮内でIL-13産生細胞に分化する。各種遺伝子ノックアウトマウスの表皮内T細胞のうち、ケラチノサイト上のリガンドを認識できるTCRを発現する細胞のみがIL-13を産生した。新生仔マウス表皮内Vγ3T細胞をTCR刺激してin vitroで分化を誘導するモデルにTCR下流の各シグナル伝達経路の阻害薬を添加することにより、IL-13産生細胞への分化に特異的なシグナル伝達経路を同定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によりTCRシグナルが表皮内におけるIL-13産生T細胞の分化誘導シグナルであることが明らかになった。TCRシグナルは抗原認識によるT細胞の増殖・活性化、メモリーT細胞の生存・維持に必須であるが、本研究の結果は表皮内にはTCR刺激によりIL-13産生細胞への分化を誘導しやすい微小環境が存在することを示している。IL-13はアレルギー性疾患のみでなく、さまざまな自己免疫性疾患や創傷治癒においても重要な役割を演じており、今後、IL-13産生細胞優位な分化を誘導する表皮内微小環境の本体を明らかにすることにより、これらの皮膚疾患の新規治療戦略の開発につながることが期待される。
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