研究課題/領域番号 |
18K08305
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53050:皮膚科学関連
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
鶴田 大輔 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (90382043)
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研究分担者 |
徳永 文稔 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (00212069)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 類天疱瘡 / 発症機序 / 水疱性類天疱瘡 / 炎症 / IL-6 / BP180 / エンドサイトーシス / NF-kappaBシグナル |
研究成果の概要 |
BP-IgG誘導性サイトカイン放出についてELISA法で調べたところ、0.06 mMのカルシウム含有培地で培養したケラチノサイトでは、normal-IgG投与下に比較してBP-IgG投与下のケラチノサイト培地ではIL-8及びGM-CSFのタンパク量が増加していた。mRNAについてはRNAシークエンスを行ったところ、0.06 mMカルシウム含有培地で、BP-IgG刺激後にIL-6とGM-CSFのmRNA発現が増加していた一方、1.8 mMカルシウム含有培地では、認めなかった。IL-8のmRNAは、いずれのカルシウム濃度でもmRNA発現の増加は認めなかった。今後は、このメカニズム解明の予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでも水疱性類天疱瘡発症でのIL-6、IL-8などの関与は断片的に知られていたが、今回、ELISA法のみならずRNAシークエンスで網羅的に調べたことにより、新たにGM-CSFの関与についても調べる必要性があることがわかった。残念ながら、これらの放出を引き起こす、シグナル分子の解明には至らなかったものの、手法を検討して今後明らかにしていきたい。これらを解明することに難病指定されている水疱性類天疱瘡の新規治療法の解明の端緒となる可能性を有する。
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