研究課題/領域番号 |
18K08307
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53050:皮膚科学関連
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
神人 正寿 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (60401048)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 強皮症 / 膠原病 / 全身性強皮症 / rna |
研究成果の概要 |
強皮症皮膚由来の培養線維芽細胞を用いてアレイを行なったところ、50以上のリードを有しtaqmanシステムで検出できる環状RNAとして、ある環状RNA(X)に注目した。正常線維芽細胞において環状RNA(X)をレンチウィルスを用いて強制発現させたところ、I型コラーゲンやCTGFの蛋白発現が抑制された。 また、血清からRNAを抽出し、環状RNA(X)が実際に血清中にも発現しているかを少数のサンプルを用いてreal-time PCR にて確認を試みたが、増幅はみられず、我々の実験系では血清中の環状RNAの検出はできなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究計画の意義としては病態の解明のみならず、皮膚組織で特異的環状RNAを検出する事で各疾患の診断や病勢の評価ができれば、より鋭敏な全く新しい疾患マーカーの開発につながる創造性が存在する。さらに、マウスモデルを用いて環状RNAを特異的に補充あるいは阻害する事で皮膚線維化が抑制出来ることを証明出来れば、新規治療の開発につながる。社会へ与えるインパクトとして、膠原病の病態解明・診断・治療法の開発は医学全体における長年の課題であった。膠原病を含むいわゆる難病の原因解明は国民の健康増進に大きく寄与するとともに難病に対する社会の考え方を大きく変えることができる。
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