研究課題/領域番号 |
18K08311
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53050:皮膚科学関連
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
新山 史朗 東邦大学, 医学部, 准教授 (80286286)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 再生医療 / 毛球部毛根鞘細胞 |
研究成果の概要 |
我々が取り組んでいる毛球部毛根鞘細胞(dermal sheath cup cells: DSCC)を用いた毛髪の再生医療は、壮年性脱毛症患者へ新たな治療法を提供する可能性を有した画期的な細胞治療法である。我々は、DSCに特異的に発現している遺伝子としてgremlin (GREM)を同定して解析を進めた。In situ hybridizationによるmRNAの発現観察では、GREM2の発現はバルジ領域を含む毛包中間部では全く認められず、DSCに限局していた。異なる毛周期でのGREM2の発現は、成長期や退行期でも、また、通常の大きさの半分程度にミニチュア化した毛包でも、DSCに発現がみられた
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究結果は再生能力の維持に必須の因子、生理条件を確定することにより、毛髪再生治療の有効性を向上させることを目的とする。更に、毛髪の再生機構は腎臓、心臓、肺等の重要な内臓器官と類似点が多く、本研究で明らかにされた因子および生理条件は再生医療全般の治療技術の向上への貢献が期待される。
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