研究課題
基盤研究(C)
再生不良性貧血(AA)患者のHLAクラスIアレル欠失(HLA[-])血球とGPIアンカー型蛋白欠失(GPI[-])血球を同時に解析した結果、HLA欠失はPIGA変異をきたす造血幹細胞(HSC)よりも、より未分化なHSCで生じていることが示唆された。また、シクロスポリン(CsA)奏効例におけるHLA(-)血球やGPI(-)血球の割合の推移から、細胞傷害性T細胞(CTL)によるHSCへの攻撃はCsA中止後の寛解状態においても持続していると考えられる一方、PIGA変異幹細胞の生存優位性にはCTLによるHSC抑制とは別の機序が関与していることが示唆された。
治療抵抗性の特発性再生不良性貧血に対して、40~50%の奏効が得られるエルトロンボパグ(EPAG)の登場は、再生不良性貧血診療を大きく進展させた。しかし、一部の症例に治療前には認めなかった新たな染色体異常が出現することが明らかとなり、治療開始を躊躇う例も見受けられる。そのため、EPAGの効果予測マーカーを同定することは、適切な治療を迅速に選択するためにも重要である。
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