研究課題/領域番号 |
18K08320
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
田中 美幸 信州大学, 学術研究院医学系(医学部附属病院), 講師 (10550478)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 移植後感染症 / T細胞性免疫 / 感染症予防 / 造血幹細胞移植 / ウイルス感染症 / 水痘帯状疱疹ウイルス / ウイルス特異的T細胞 / 移植 / 水痘・帯状疱疹ウイルス / 再活性化 / ワクチン / 造血細胞移植 |
研究成果の概要 |
造血幹細胞移植後の帯状疱疹発症率は30-50%と高く、重篤化する傾向にあるが定まった有効な予防法はいまだ確立していない。水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)感染症制御には、細胞性免疫が重要であることが知られている。しかし、これまでに造血幹細胞移植後のVZVに対する細胞性免疫の再構築過程を明らかにした報告はほとんどない。本研究では、Enzyme-Linked Immunospot (ELISPOT)法を用いて、移植後のVZVに対する細胞性免疫の再構築過程を明らかにした。また、移植後患者VZVの感染制御において、重要と考えられる抗原が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、臨床的に有効なVZVサブユニットワクチンの開発における、抗原選択の重要性を示した。また、移植後細胞性免疫の再構築の評価は、ウイルス抗体価、リンパ球数、リンパ球機能などの検査値や免疫抑制剤内服の有無、帯状疱疹発症の有無などの臨床経過と併せ、将来的にサブユニットワクチンが導入された際に問題になるであろう、個々の症例における「接種する最適な時期」を決定する重要な要素であることを示した。
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