研究課題/領域番号 |
18K08322
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
大石 晃嗣 三重大学, 医学部附属病院, 准教授 (00397506)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | lymphopoiesis / human / B / Dendiritic cell / LFA-1 / ヒトリンパ球系分化 / Bリンパ球 / 形質細胞様樹状細胞 / IL-7受容体 / リンパ球系分化 / Bリンパ球系細胞 / B細胞 / NK細胞 / 樹状細胞 / c-kit / ヒト / リンパ球分化 / 樹状細胞分化 / ストローマ細胞 / 腫瘍化 |
研究成果の概要 |
これまでヒトリンパ球系分化の経路やその制御機構は明らかではない。申請者らが確立した様々なリンパ球系細胞と樹状細胞の分化を支持する培養系と、個々の細胞の遺伝子発現と網羅的に解析するsingle cell RNAseq解析を用いて、Bリンパ球系細胞と形質細胞様樹状細胞(pDC)がIL-7受容体陽性の共通の前駆細胞由来であることを突き止めた。さらに、LFA-1の発現の強さと、BとpDCの分化の方向性に関連があることも明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ウイルス感染などの免疫反応において、抗原を認識しインターフェロンを産生する形質細胞様樹状と、抗体産生に関与するBリンパ球が共通の前駆細胞由来であるという知見は、当初予期していなかった画期的な発見である。Bリンパ球、形質細胞様樹状細胞、NK細胞が欠損した患者の報告もあり、生理学的にも重要な分化経路であると考えられる。今後、ウイルス感染等に対する新たな免疫制御機構の解明に寄与するとともに、リンパ球系腫瘍の起源等に対して新しい視点を提供するものと考えられる。
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