研究課題/領域番号 |
18K08327
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
加藤 恒 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (20705214)
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研究分担者 |
柏木 浩和 大阪大学, 医学系研究科, 講師 (10432535)
冨山 佳昭 大阪大学, 医学部附属病院, 特任教授(常勤) (80252667)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 血小板 / 動脈血栓症 / インテグリン / 血栓症 / 血小板機能異常症 / 血栓 / 血栓・止血 |
研究成果の概要 |
血小板機能の制御機構を解明するために行った、血小板機能異常症症例血小板を用いた質量分析による網羅的蛋白リン酸化状態の解析で健常人血小板と比べ蛋白リン酸化状態のことなる多くの分子を同定することができ、個々の分子についての検討を進めることができた。 また血小板フィブリノゲン受容体αIIbβ3の恒常的活性化変異を持つマウスモデルの検討、αIIbβ3に対する自己抗体を持つ症例の解析より、αIIbβ3発現の変化と血小板機能の関連について明らかにした。またフローサイトメトリーを用いた新規アッセイによるITP症例の検討からITP症例における血小板機能の詳細を明らかにすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は止血のみでなく脳卒中や心筋梗塞など動脈血栓症の発症に重要な血小板活性化機構の解明をめざしたものである。我々のこれまでに行ってきた検討より、血小板機能にとって最も重要なフィブリノゲン受容体インテグリンαIIbβ3が「速やか」かつ「持続的」に活性化することが生体内で重要なことを示してきた。核を持たない血小板は実験上の制約が大きく、血小板機能制御の詳細は明らかにされていない。しかし本研究の着眼点、および先天性血小板機能異常症の症例血小板への質量分析を応用した網羅的解析により得られた知見は、今後の新規抗血小板薬開発へと結びつく可能性があり、大きな社会的意義を持つものであると考えている。
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