研究課題/領域番号 |
18K08366
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
小川 一英 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (40423800)
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研究分担者 |
大河原 浩 福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (10381360)
池添 隆之 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (80294833)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | Gas6 / Mer / 造血幹細胞移植 / 移植後TMA / GVHD / TMA / TA-TMA / HSCT / 同種造血幹細胞移植 / 血栓性微小血管障害症 / 急性移植片対宿主病 / TAM受容体 |
研究成果の概要 |
移植後TMAの分子機構の詳細は不明な点が多い。我々は、移植後TMAの好発時期に血清Gas6は有意に増加することを見出した。病理組織学的検討では、肝及び腎TMA病変にGas6及びTAM受容体Merが高発現した。培養細胞実験では、GVHD患者血清が内皮障害を誘導し、Mer阻害剤UNC2250は内皮障害を抑えた。移植後TMAの重要な病態である内皮障害の分子機序に、Gas6-Merシグナルが重要な役割を担う。移植後TMAを誘導マウスた実験の病理組織学的検討で、肝腎TMAの病変組織でGas6とMer発現増加を認めた。移植後TMA誘導マウスにUNC2250を投与すると、移植後TMA病変が著明に改善した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は移植後TMAの病態解明に寄与するとともに、 Gas6-Merシグナルが新たな治療標的候補や新規バイオマーカーとなることを示した。我々の研究成果は新たな創薬や検査法の開発に大きく貢献できる可能性を秘めている。我々の研究成果は新たな創薬や検査法の開発に大きく貢献できる可能性を秘めている。これらの研究結果は2018年10月日本血液学会総会(大阪)、2018年12月米国血液学会学術集会(サンディエゴ)にて発表した。研究成果は米国科学雑誌Blood Advancesに掲載された(Blood Adv.2019;3(14):2128-2143.)。
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