研究課題/領域番号 |
18K08398
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
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研究機関 | 川崎医科大学 |
研究代表者 |
向井 知之 川崎医科大学, 医学部, 准教授 (00454421)
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研究分担者 |
井関 將典 川崎医科大学, 医学部, 講師 (30532353)
長洲 一 川崎医科大学, 医学部, 准教授 (40412176)
守田 吉孝 川崎医科大学, 医学部, 教授 (50346441)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | SH3BP2 / 全身性エリテマトーデス / Cherubism / Fas-lprマウス / 樹状細胞 / SLEモデルマウス / Faslprマウス / Imiquimod誘発SLEモデル / 自己抗体 / 自己反応性リンパ球 |
研究成果の概要 |
SH3BP2(SH3 binding protein2)は免疫細胞に広く発現するアダプター蛋白で、Syk等の細胞内シグナル伝達を調節する。自己免疫性疾患での役割は明らかでなく、今回、全身性エリテマトーデス(SLE)モデルマウスを用い、自己免疫現象・病変形成に及ぼす影響を検討した。結果、SH3BP2 欠損は、SLEマウスの自己抗体産生、異常T細胞増加を軽減し、臓器障害を抑制した。SH3BP2欠損は樹状細胞分化・活性化抑制を介しSLE様病変を改善すると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アダプラー蛋白質SH3BP2はもともと小児の顎骨破壊を特徴とするCherubismの原因遺伝子として同定された。SH3BP2のCherubism変異により、破骨細胞・マクロファージの活性化が生じCherubismの病態に関与することは過去に我々が報告したが、Cherubism以外の疾患におけるSH3BP2の役割は不明だった。本研究により、SH3BP2が自己免疫性疾患である全身性エリテマトーデス(SLE)の病態に関与することが分かった。本研究は、広く他の自己免疫疾患におけるSH3BP2の役割を解明する端緒になると考える。また、SH3BP2を標的とする新規治療戦略にもつながると考える。
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