研究課題/領域番号 |
18K08403
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
松本 功 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (30343081)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 関節リウマチ / ITIH4 / シトルリン化蛋白 / 好中球 |
研究成果の概要 |
ペプチドGPI誘導関節炎(pGIA)マウス及び関節リウマチ(RA)において、関節炎の病勢と同時に変動する特異的血清マーカー、シトルリン化inter-alpha-trypsin inhibitor heavy chain 4 (cit-ITIH4) を同定した。関節炎滑液中ではcit-ITIH4が著明に上昇し、血漿よりさらに濃度が高かった。また、合成蛋白を用いた実験で、cit-ITIH4は好中球遊走を促し、補体経路を活性化させ関節炎病態を増悪させる可能性を明らかにした(Osada et al. Clin Exp Immunol 2021)。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
関節炎発症時は局所でITIH4濃度及びcit-ITIH4が上昇し、その過程で関節局所に流入する好中球がPAD4発現を上昇させ、局所でのシトルリン化を促すことが判明した(Osada et al. Clin.Exp.Immunol.2021)。これらより、まず血漿cit-ITIT4のELISA同定キットの作成を進めている。また、ITIH4自体の関節炎への関与をより明らかにするために、欠損マウスを用いて研究を進める。関節炎症に特化した制御メカニズムが明らかになり、新たな治療ターゲットの創生が望まれる。
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