研究課題/領域番号 |
18K08405
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
|
研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
池田 啓 千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (10456014)
|
研究分担者 |
中島 裕史 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (00322024)
岩田 有史 千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (90436353)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 関節リウマチ / 脊椎関節炎 / 滑膜炎 / 付着部炎 / 自然リンパ球 / サイトカイン・ケモカイン / 関節エコー / ガンマデルタT細胞 / トランスクリプトーム解析 / エピゲノム解析 |
研究成果の概要 |
関節リウマチ(RA)および末梢型脊椎関節炎(SpA)患者計100名に詳細な関節エコーを実施し、血液中の自然リンパ球(ILC)とその分画をフローサイトメトリーで同定し、また末梢血サイトカイン濃度を測定した。その結果、関節エコーにより患者が滑膜炎優位群と非優位群の2パターンに分かれることが分かった。末梢血ILC数は、滑膜炎非優位群で有意に高かったが、血清サイトカインと関節エコー所見との関連は低かった。滑膜炎優位群であることはメトトレキサートに対する治療反応性の強い予測因子であった。以上より、ILCが滑膜炎以外の病変と関連し、メトトレキサートは滑膜炎に対して特に有効であることが確認された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、RA・SpA両疾患においてILCが滑膜炎以外の病態とより関連していることが明らかとなった。また同じく両疾患において、メトトレキサートが滑膜炎に対して特に有効であることが確認された。これにより、診断名よりも局所病態の把握が、病態の把握と治療反応性の予測に役立つことが示唆され、今後のプレシジョンメディスンに繋がることが期待される。
|