研究課題/領域番号 |
18K08415
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
森本 真司 順天堂大学, 医学部, 教授 (00348947)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 強皮症 / 坑CTGF抗体 / 坑線維化 / 間質性肺炎 / 皮膚硬化 / 炎症性サイトカイン / 抗線維化 / 全身性強皮症 / 抗体製剤 / 生物学的製剤 / インターロイキン17 / 抗CTGF抗体 / 分子標的薬 / CTGF |
研究成果の概要 |
CTGFは線維化マーカーのhallmarkであり、近年全身性強皮症においてもCTGFの関与が報告されている。我々は, topoisomerase1を用いた強皮症モデルマウス及び、古典的な線維化モデルマウスであるブレオマイシン誘導肺障害マウスを用い,抗CTGF抗体を投与し、肺病理による線維化、ヒドロキシプロリン定量、肺組織の炎症および線維化に関連する遺伝子の発現解析を行った。肺病理や肺組織中のヒドロキシプロリン定量では、抗CTGF抗体投与による線維化の抑制を認める傾向がみられた。肺組織の遺伝子発現解析でも、SPP1、IL-6において、抗CTGF抗体投与による線維化の抑制を認める傾向を認めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CTGFはCCN familyに属する成長因子であり、皮膚、心臓、肺、肝臓や腎臓を含む多臓器の線維化のhallmarkであり、CTGFを標的とした抗線維化薬はSScの主要病変の皮膚硬化を改善するのみならず、間質性肺炎、肺高血圧症、強皮症腎ならびに腸管の線維化等の重篤な内臓合併症を抗CTGF抗体で同時に改善することが我々の研究結果から予測されることが研究成果の学術的意義である。またSScの根源的病因である線維化を抗CTGF抗体投与にて抑制することにより、SScの生命予後の改善を期待できることが社会的意義である。
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