研究課題
基盤研究(C)
アレルゲンとなるダニ・花粉はプロテアーゼ抗原を産生・含有する。経皮感作後のプロテアーゼ抗原吸入により気道炎症を発症する新規モデルにおいて吸入抗原のプロテアーゼ活性が発症に必要であること(機序)、シクロオキシゲナーゼ 阻害が経皮感作とその後の気道炎症惹起を促進し治療標的となり得ること(治療標的)、プロテアーゼ活性を除去した抗原の経皮投与が経気道Th2/Th17感作・気道炎症を予防できること(予防的免疫療法)、そして皮下感作モデルにおける新機機序を論文報告した。他の経路阻止や遺伝子欠損による促進・抑制の現象も見いだして解析しており、他の症状を伴うさらに新規なモデルについて構築・解析中である。
本研究において、ダニ・花粉などのアレルゲン原因生物が産生・含有するプロテアーゼ活性に着目し、プロテアーゼ抗原を用いた経皮感作およびその後の気道炎症(アトピーマーチ)に関するモデルを独自に開発し解析した。従来の実験モデルとは異なる機序・治療標的が示唆された。将来の経皮免疫療法における課題を見いだすと共に、その解決手段を考案した。得られた知見は、実際の皮膚アレルギーおよびアトピーマーチなどの理解を前進し応用にも関与するとともに、基礎免疫学的な理解の前進にも貢献している。
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すべて 雑誌論文 (15件) (うち国際共著 1件、 査読あり 10件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (20件) (うち国際学会 1件、 招待講演 3件) 備考 (4件)
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