研究課題/領域番号 |
18K08446
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54030:感染症内科学関連
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
樽本 憲人 埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (00746993)
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研究分担者 |
前田 卓哉 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (20383763)
早川 智 日本大学, 医学部, 教授 (30238084)
中山 周一 国立感染症研究所, 細菌第一部, 主任研究官 (80280767)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 梅毒トレポネーマ / マクロライド / 23S rRNA / LAMP / peptide nucleic acid / マクロライド耐性 / PNAプローブ / 梅毒 / PNA-LAMP法 / マクロライド系薬耐性 / PNA |
研究成果の概要 |
Treponema pallidumの23S rRNA の2058/2059番目の変異を検出するようloop-mediated isothermal amplification (LAMP) primerおよびpeptide nucleic acid (PNA)プローブを設計し、T. pallidumのPCR陽性の臨床検体(n=66)において検討した。結果、LAMP法による検出感度は93.9 %であり、PNAプローブ存在下で、野生型検体に対しては完全にLAMP反応は阻害された。以上より、PNAを用いたLAMP法により、梅毒トレポネーマの迅速同定に加えマクロライド耐性を確認することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、梅毒罹患者が急激に増加しており、マクロライド耐性を示す23S ribosomal RNA のA2058G、A2059G変異株が流行しているため、培養法によらないマクロライド耐性のスクリーニング検査法の確立は急務の課題である。 LAMP法は特別な遺伝子抽出ステップを必要とせず、結果を目視で判定できることから、検査体制が整備されない医療機関における梅毒検査を実現できると考えられ、本研究の成果は、抗菌薬選択を含めた迅速な病原体診断を可能とするPoint Of Care Testing (POCT) として、抗菌薬適正使用の推進の一助となることが期待される。
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