研究課題/領域番号 |
18K08475
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54040:代謝および内分泌学関連
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
藤本 裕之 京都大学, 環境安全保健機構, 助教 (50437274)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 膵β細胞イメージング / 膵β細胞量 / SPECT / 糖尿病 / PET |
研究成果の概要 |
本研究では、放射性同位元素標識exendinプローブを用いて非侵襲的に膵β細胞量を評価する手法の開発を行った。プローブの膵β細胞への集積と、既存の免疫染色による病理学的な膵β細胞量評価の間に相関がありプローブの集積と膵β細胞量の間の定量性を示した。次に本手法を用いた1型糖尿病モデルマウスにおける糖尿病発症前後での膵β細胞量の評価を行い、糖尿病発症群で非発症群と比較して膵β細胞量が減少していることを非侵襲的に評価することができた。また、糖尿病発症過程を評価するために中程度の脂肪食で糖尿病を緩やかに発症するマウスを用いた検討を経時的な血糖値や耐糖能の変化やSPECT撮像及び画像解析により行った。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
非侵襲的にかつ経時的な膵β細胞量の変化を捉えることができれば、糖尿病の病態解明の一助となるだけでなく、より早期に介入することで、糖尿病そのものの発症を抑制するための治療を行うことが可能になると考えられる。そのため、本手法は今後の糖尿病診断や治療方針への寄与、また、糖尿病治療薬の開発にも有用であると考えられることより本研究の学術的かつ社会的意義は大きい。
|