研究課題/領域番号 |
18K08479
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54040:代謝および内分泌学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
大塚 文男 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (40362967)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 卵巣 / ステロイド合成 / 顆粒膜細胞 / 骨形成タンパク / 間脳下垂体 / 骨形成蛋白(BMP) / ステロイド / 生殖内分泌 |
研究成果の概要 |
卵巣機能不全や不妊の病態アプローチにおいて、視床下部―下垂体―卵巣(H-P-O)生殖内分泌調節系の分子機序は十分に解明されていない。我々は、卵巣に発現し卵胞発育を調節するBMP(Bone Morphogenetic Protein)に着目して研究を進め、BMPが卵胞での細胞間コミュミケーターとして、全身ではH-P-O系モデュレーターとして機能することを明らかにしてきた。全身では“BMPシステム”として、卵胞内では“BMPネットワーク”として機能するBMPを内分泌病態解析ツールとして応用すべく本研究を計画した。H-P-0系におけるBMP作動系がさらに明確となり、内分泌調整因子として応用を目指す。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
組織特異的活性をもつBMP(Bone Morphogenetic Protein)分子が、視床下部―下垂体―卵巣(H-P-O)系へ及ぼす影響とその時相を把握して臨床展開を目指す糸口が見つかった。この研究の延長線上において、BMPを利用した卵の発育促進剤への応用、生殖補助への応用、卵胞閉鎖や閉経発来への調節、閉経後骨粗鬆症の抑制に関与する薬剤開発などが期待できると思われる。さらに、全身の組織で多彩な機能をもつBMPシグナルを内分泌組織でコントロールし、診断・治療への機能的因子として臨床の場へ応用することを将来的な展開と考えており、成果は医学・農学・繁殖学・発生学にボーダーレスに通じると思われる。
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