研究課題/領域番号 |
18K08495
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54040:代謝および内分泌学関連
|
研究機関 | 東京医科歯科大学 (2020) 国立研究開発法人国立国際医療研究センター (2018-2019) |
研究代表者 |
菱川 大介 東京医科歯科大学, 統合研究機構, プロジェクト助教 (10569966)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | ドコサヘキサエン酸 / オメガ3脂肪酸 / 脂質代謝 / 生体膜リン脂質 / 多価不飽和脂肪酸 / 肝臓 / DHA / リゾリン脂質アシル転移酵素 / 脂質代謝異常症 |
研究成果の概要 |
オメガ3脂肪酸の1つであるドコサヘキサエン酸(DHA)は生体において必須の役割を有し、その欠乏は精子形成や視覚、神経機能に異常を引き起こす。しかしながら哺乳動物自身はそれらを産生することができないため食事などから摂取する必要がある。本研究はDHA欠乏時の肝臓における脂質代謝における変化について解析を行った。解析の結果、生体におけるDHAの欠乏は肝細胞において認識され、転写因子であるSREBP1を介してDHAの合成に関与する酵素群を誘導するという恒常性維持機構が存在することが明らかとなった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ドコサヘキサエン酸(DHA)は主要なオメガ3脂肪酸の1つで、脳機能や精子形成、視覚機能などに必須の役割を有することが知られている。しかしながらヒトを含む哺乳動物はDHAを生体内で合成することができないため、食事から摂取する必要がある。過去の研究からDHA欠乏における生体機能の異常については明らかにされてきたが、DHA欠乏時の生体の適応機構については不明な点が多く残されている。本研究は、DHA欠乏は肝臓において認識されること、また肝臓においてDHA欠乏時には代償的に他の多価不飽和脂肪酸を増加させ、全身の組織に供給する機構があることを明らかにした。
|