研究課題/領域番号 |
18K08510
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54040:代謝および内分泌学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
豊田 太郎 京都大学, iPS細胞研究所, 講師 (60593530)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | NKX6.1 / PDX1 / 膵臓 / iPS細胞 / ES細胞 / siRNA / 糖尿病 / 膵芽 / 発生 / 分化 |
研究成果の概要 |
本研究では、膵臓の元となる膵芽細胞の目印となる遺伝子NKX6.1を指標として、ヒトiPS細胞から膵芽細胞への分化を調節する分子を網羅的に探索・同定し、その役割を明らかにすることを目的とした。このため、遺伝子の発現を抑制するsiRNAを細胞に導入することで、網羅的に各遺伝子の機能を解析する系を構築した。この系を用いた網羅的な遺伝子の解析から、新たな制御分子候補を得た。候補遺伝子の詳細な解析の結果、当該分子は膵芽への分化を調節する新規の分子としての役割を担うことが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膵芽・膵上皮細胞(NKX6.1+細胞)は、発生過程において膵臓への分化が決定された細胞である。NKX6.1+細胞への分化誘導は多能性幹細胞からの膵細胞作製において要所となる。しかしながら、ヒト幹細胞から膵芽細胞への分化機序や、試験管内で高効率に作製する方法は確立されていない。本研究では、ヒトiPS細胞からNKX6.1+細胞への分化を調節する新規の分子を同定した。本研究で解明したヒト多能性幹細胞からのNKX6.1+細胞の分化の仕組みは、膵臓に関連した疾患の対策に向けた基礎研究や臨床応用に有用である。
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