研究課題/領域番号 |
18K08511
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54040:代謝および内分泌学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
河盛 段 大阪大学, 医学部附属病院, 准教授 (50622362)
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研究分担者 |
松岡 孝昭 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (10379258)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | グルカゴン / 糖尿病 / GLP-1 / DPP-4 / ストレス応答 / 膵α細胞 / インクレチン / 多様性 |
研究成果の概要 |
本課題では糖尿病病態におけるグルカゴン分泌と膵α細胞機能の重要性解明と新規治療法開発を目指し、「α細胞は複数ホルモンの分泌バランスが変化する様々な機能的多様性(subtype)を呈し」、「糖尿病においてはα細胞の機能的変化がおこり、これがグルカゴン過剰と共に膵島内GLP-1減少を介して病態悪化に関与する」という新しい概念仮説の分子生物学的検証を試みた。研究結果によりグルカゴンとGLP-1の分泌変化に関わる因子としてα細胞におけるDPP-4発現の変化を新規に見出し、次世代の治療や研究につながるものと考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大きな社会健康問題である糖尿病では、様々な治療アプローチが可能な一方、その病態の多様性から最適な治療法選択と疾患コントロールに難渋することも少なくない。本研究成果は、糖尿病病態を「グルカゴン分泌異常と膵α細胞機能変容」という新たな視点から捉えた新規治療標的の同定につながるものとして、糖尿病学における学術的意義のみならず、将来の治療法開発に向けた研究基盤としての社会的意義を有するものと考えられる。
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