研究課題/領域番号 |
18K08537
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
坂井 幸子 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (10710478)
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研究分担者 |
久保田 良浩 滋賀医科大学, 医学部, 非常勤講師 (30305601)
加藤 久尚 滋賀医科大学, 医学部, 医員 (40756756)
谷 眞至 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (60236677)
清水 智治 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (70402708)
田尻 達郎 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80304806)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | Hirschsprung病診断 / calretinin免疫染色 / choline transporter免疫染色 / Calretinin免疫染色 / Choline trasporter免疫染色 / Choline acetyltranferase / PGP9.5 / 一酸化窒素合成酵素 / Cholintransporter免疫染色 / Cholin Acetyltransferase / Choline transporter免疫染色 / Acetylcholinesterase染色 / 腸管神経系システム / 先天性腸疾患 / Hirschsuprung病 |
研究成果の概要 |
新生児から生後3ヶ月までのHirschsprung病(H病)と非H病症例の腸管検体に対し、Calretinin免疫染色(CR染色)とCholine transporter免疫染色(ChT染色)をそれぞれ行った。CR染色は新生児期早期や早産児の症例においても非H病で全例陽性、対してH病では全例陰性であり、感度特異度ともに100%であった。ChT染色は、非H病腸管で全例陰性であったが,陽性所見がわかりにくく感度50%、特異度100%であった。これより、H病診断において、CR染色は新生児早期においても有用であるが、ChT染色の有用性は否定的であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
H病診断のための直腸粘膜生検に対するAcetylcholinesterase染色(AChE染色)は、正診率が高いが、新生児早期では、粘膜固有層にAChE陽性である外来神経線維の代償性の増生がまだみられず、偽陰性になりうることが問題であった。 今回の研究結果から、新生児期早期であっても、非H病腸管ではCR染色が陽性となり、H病ではCR染色陰性となることが確認できた。従来のAChE染色単独では不十分であった新生児期早期においても、AChE染色の補助診断としてCR染色を併用することで、より正確にH病診断を行えることが期待できる。
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