研究課題/領域番号 |
18K08554
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 大阪医科薬科大学 |
研究代表者 |
富山 英紀 大阪医科薬科大学, 医学部, 准教授 (20298433)
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研究分担者 |
谷口 高平 大阪医科薬科大学, 医学部, 講師 (70779686)
内山 和久 大阪医科薬科大学, 医学部, 名誉教授 (80232867)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ゼブラフィッシュ / 腸管神経系 / 蠕動 / セロトニン / セロトニン神経 / 蠕動不全 |
研究成果の概要 |
腸管神経系におけるセロトニン神経機能及び腸管蠕動不全症の病態を解明するため、透明のまま発生・分化し内部観察が可能なゼブラフィッシュを駆使した実験系モデルを確立した。SONY SI8000セルモーションシステムを用いた腸蠕動を解析では、順蠕動および逆蠕動が異なる収縮ベクトルで形成されていた。また心臓ペースメーカー細胞で発現しているhcn4遺伝子が逆蠕動を制御していることを解明した。さらにhcn4遺伝子のノックアウトモデルの育成に成功しており、逆蠕動の低下を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒルシュプルング病や腸管神経節細胞僅少症などに代表される腸管蠕動不全症は希少疾患であり、癌研究などと比較して研究が遅れている分野である。その克服のためには可能な限り実際の生体内を模倣した良質な実験系モデルが必要である。よってゲノム編集が容易で、胎生変化に加え、透明で全腸の観察が生きた同一個体内で可能なゼブラフィッシュモデルが最適であると考え研究に着手した。神経発生に関与するセロトニン神経の機能を本モデルで解析することは、胎生期に腸管神経系の発達異常をきたす疾患の病態解明に繋がる。
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