研究課題/領域番号 |
18K08558
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 国立感染症研究所 |
研究代表者 |
藤野 真之 国立感染症研究所, エイズ研究センター, 客員研究員 (50392329)
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研究分担者 |
森 一泰 国立感染症研究所, エイズ研究センター, 主任研究官 (20270655)
梨井 康 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 移植免疫研究室, 室長 (60321890)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 炎症 / 防御免疫 / 免疫 / 移植免疫 |
研究成果の概要 |
本研究は、炎症制御が抑制型獲得免疫を誘導するとの概念を基にしている。本研究では、糖鎖変異エイズウイルスの感染が過剰な免疫反応亢進を抑制する機序の解析ならびに、生ワクチンにより誘導されるサブタイプの異なるエイズウイルスの感染制御機序をex-vivoモデルにて解析した。また、水素水、天然ハーブ由来成分、アミノ酸等の炎症・免疫制御効果を、各種疾患動物モデル(炎症疾患モデル、自己免疫疾患モデル、臓器移植モデル)を用いて明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本で生体肝移植が開始され30年以上経過しているが、移植後の拒絶反応抑制のために、臓器移植患者は終生の免疫抑制剤投与が必要とされる。一方、長期に渡る免疫抑制剤の投与は、感染症ならびに癌の発生頻度を上昇させる。そのために、免疫抑制剤の投与量の減量あるいは離脱方法が検討されているが、安全に減量あるいは離脱可能な方法は未だ開発されていない。本研究の成果は、炎症の制御が移植免疫寛容誘導の確立に寄与するのとの仮説を証明するものであり、今後移植免疫寛容の誘導につながる炎症制御方法を見出すことにより、長期安定的な移植免疫寛容の誘導確立に繋がることが期待される。
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