研究課題/領域番号 |
18K08569
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
三宅 智博 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (00636110)
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研究分担者 |
島津 研三 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (30448039)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 乳癌 / microRNA / 腋窩リンパ節転移 / センチネルリンパ節 / 予測モデル |
研究成果の概要 |
本研究では、手術で摘出したER陽性HER2陰性乳癌の原発巣からTotal RNAを抽出し網羅的なmicroRNA発現解析をおこなった結果、センチネルリンパ節転移と密接に関わる3種類のmicroRNA(miR-98, miR-22, miR-223)を同定した。さらに、miR-98・臨床学的腫瘍径(cT)・脈管侵襲(LVI)の3つの因子を用いて、従来広く使われてきたセンチネルリンパ節転移予測モデル(MSKCCノモグラム)よりも高精度な予測モデルの開発に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、低侵襲な腋窩ステージング法としてセンチネルリンパ節生検が広く行われるが、それでもリンパ浮腫や腋窩の疼痛などの術後合併症リスクを少なからず含有する。我々が開発した高精度なセンチネルリンパ節転移予測モデルを用いることで、センチネルリンパ節転移リスクの低いER陽性HER2陰性乳癌に対しては不必要な腋窩ステージング手術を省略することが可能となり、その結果、リンパ浮腫や腋窩の疼痛などの術後合併症を伴わない究極の低侵襲腋窩ステージングが可能となることが期待される。
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