研究課題/領域番号 |
18K08573
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
居村 暁 徳島大学, 病院, 特任教授 (90380021)
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研究分担者 |
常山 幸一 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (10293341)
池本 哲也 徳島大学, 病院, 特任教授 (20398019)
岩橋 衆一 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 徳島大学専門研究員 (30531751)
齋藤 裕 徳島大学, 病院, 特任助教 (50548675)
森根 裕二 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 准教授 (60398021)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 肝細胞癌 / 腫瘍微小環境 / 肝星細胞 / 肝移植 / 再発 / グラフト内再発 |
研究成果の概要 |
本課題研究により得られた以下の知見を論文あるいは学会で報告した。肝癌において、(1)肝星細胞(HSC)は癌細胞の悪性度の上昇、転移の促進といった作用を有する、(2)HSCは肝癌細胞により癌関連線維芽細胞(CAF)へ誘導され、IL-6を分泌し、IL-6-Stat3経路を活性化することでEMT誘導、癌増殖、stemness獲得に作用する、(3)CAFがM0マクロファージ(MΦ)をM2 MΦ(腫瘍関連MΦ: TAM)への極性誘導を促進し、TAM由来VEGFが癌細胞のEMTを誘導することにより、腫瘍微小環境における癌細胞-CAF-TAM interactionを形成する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肝癌の進展・転移の課程で、腫瘍微小環境における肝星細胞の役割、肝星細胞制御による進展・転移を抑制することができれば肝癌治療の成績向上が期待できる。肝癌の腫瘍微小環境における癌細胞-癌関連線維芽細胞-腫瘍関連マクロファージの相互作用を明らかにしたことは、転移を伴う肝癌治療を困難にしてきた問題を克服する可能性がある肝星細胞研究の意義は高い。
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