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ペプチド探索による腎移植後抗体関連型拒絶反応に対する新規バイオマーカーの確立

研究課題

研究課題/領域番号 18K08594
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

今村 亮一  大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (40456976)

研究分担者 高原 史郎  大阪大学, 医学系研究科, 招へい教授 (70179547)
加藤 大悟  大阪大学, 医学系研究科, 助教 (70648021)
中澤 成晃  大阪大学, 医学系研究科, 特任助教(常勤) (80759530)
阿部 豊文  大阪大学, 医学系研究科, 助教 (90750894)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード腎移植 / 抗体関連型拒絶反応 / バイオマーカー / 質量分析 / BLOTCHIP-MS / 慢性抗体関連型拒絶反応 / ドナー特異的抗体 / 早期診断
研究成果の概要

腎移植において抗体関連型拒絶反応は難治性拒絶反応であり、早期診断できなければ不可逆的となり、移植腎機能廃絶にいたる。現在のところ、診断方法は腎生検しかない。腎生検は侵襲的であるがゆえ短期間で頻回に施行することは難しい。本拒絶反応をモニタリングできるバイオマーカーの発見が求められている。
本研究ではBLOTCHIP-MS法という、従来の質量分析法では解析することができなかった低分子量レベルのペプチドも解析しうる手法を用いて、抗体関連型拒絶反応発症患者の血液中のバイオマーカー候補を探索した。その結果Kininogen1とFibrinogenが拒絶反応発症時に特異的に変化することが同定された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

腎移植後抗体関連型拒絶反応は、診断や治療が遅れると腎廃絶にいたる。廃絶により再び末期腎不全に陥り、最終的に患者生命予後に大きく影響する。本拒絶反応の治療のためには可能な限り早期に診断することが大変重要であり、そうしうることは腎移植患者のみならず医療経済上も医療費削減に大きく貢献できるため、早期診断法の探索は重要研究事項であった。残念ながらこれまで優れたバイオマーカーを発見できず、腎移植後生存率や生着率の向上に貢献できなかった。新たなバイオマーカーの候補が同定しえたことは、非侵襲的モニタリングという意味で学術的に、患者生命予後や医療経済という面で社会的に大変意義深いと考えている。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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