研究課題/領域番号 |
18K08599
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立がん研究センター (2020-2021) 慶應義塾大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
大西 達也 国立研究開発法人国立がん研究センター, 東病院, 科長 (70445211)
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研究分担者 |
松田 祐子 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任講師 (90534537)
日下部 守昭 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任教授 (60153277)
入野 誠之 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 共同研究員 (20445216)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 光線力学療法 / センチネルリンパ節 / 転移診断 |
研究成果の概要 |
本研究では、長波長域での吸収帯を持つ光感受性物質であるベルテポルフィンを生体親和性の高いPMBあるいはPMBNポリマーで内包した会合体プローブに、一部の癌に多く発現するEGFRに対する抗体を標識したマルチモーダルプローブを開発し、癌特異的に集積する特徴を生かして癌の診断と治療、双方を両立するプローブを開発した。転移のあるリンパ節に対しては抗体を付加したプローブの方がベルテポルフィンの取り込みが良く、また、ベルテポルフィンはセンチネルリンパ節の同定にも活用可能であることを生体リアルタイムイメージングにより示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
抗体を標識したマルチモーダルプローブを使用することで腫瘍への選択性をさらに高め、生体イメージングシステムによりセンチネルリンパ節転移を診断し、光線力学療法による転移病巣の制御を目指した。いずれも外部エネルギーを用いているため、センチネルリンパ節を摘出する必要がない。光感受性物質を用いた非侵襲的センチネルリンパ節の転移診断および転移病巣の制御という治療戦略につながると考える。
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