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TIGARを介した大腸癌微小環境におけるインスリンシグナル活性化の研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K08634
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関川崎医科大学

研究代表者

鶴田 淳  川崎医科大学, 医学部, 准教授 (00721961)

研究分担者 永坂 岳司  川崎医科大学, 医学部, 准教授 (30452569)
眞部 紀明  川崎医科大学, 医学部, 教授 (50403572)
上野 富雄  川崎医科大学, 医学部, 教授 (70284255)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワード大腸癌 / TIGAR / インスリン抵抗性 / メチル化 / TIGAR遺伝子 / 大腸がん / インスリンシグナル
研究成果の概要

本研究における大腸癌臨床検体を用いたTIGAR遺伝子プロモーターメチル化解析では、メチル化の比率が高い傾向にあったが、無再発生存期間(RFS)あるいは全生存期間(OS)のいずれに対してもメチル化群、非メチル化群の間に統計学的有意差は認めなかった。ただメチル化群はOSがより良好である傾向にあった。またTIGARタンパク発現とRFS、OSの間にも統計学的有意差は認めなかったが、TIGAR発現の高度な群において再発が起こりやすい傾向を認めた。臨床分野におけるTIGARと大腸癌との一定の関係を示唆することは出来たが、TIGAR活性による発がん機構の解明にまでは至らなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

p53の下流に位置するTIGARの活性化は糖新生を亢進し、そのノックアウトマウスでは腫瘍増殖能が減少する。本研究においてTIGARは大腸癌において有意にメチルされる遺伝子の一つの可能性であることが分かった。ただ我々の限定的な研究においてはメチル化群と長期予後との明らかな因果関係を認めることは出来なかった。またTIGARタンパク高発現群は再発が起こりやすい傾向にあった。今後TIGAR活性による発がん機構を解明することによりTIGAR標的新規創薬・治療の開発に向けたさらなる基礎研究と今後の臨床応用への礎を構築できると考える。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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