研究課題/領域番号 |
18K08641
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
田村 孝史 筑波大学, 医学医療系, 研究員 (20633192)
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研究分担者 |
大河内 信弘 筑波大学, 医学医療系, 客員教授 (40213673)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 膵液瘻 / ハイドロゲル / 膵液瘻ラットモデル |
研究成果の概要 |
膵切除術後の膵液瘻は生命に関わる重篤な合併症であるが、確実な予防法が存在しない。新規開発したハイドロゲルシートの膵液瘻予防効果を検証した。ラットの膵臓を切離して膵液瘻モデルを作製し、ハイドロゲルシートを切離部位に貼付することで、既存の医療材料よりも高い効果をもって膵液瘻を予防できた。動物実験における長期使用による安全性も問題なく、今後の膵液瘻予防の新たなアプローチとなる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
手術手技が画期的な進歩を遂げた現在の医療においても、膵切除術後の膵液瘻の発生率は依然として高値である。膵液瘻は入院期間の増加や致死的な結果を招くこともあり様々な対策が考えられてきたが根絶に至っていない。生体への安全性を担保した上で高い柔軟性・引張強度を持ち、低い膨潤性と弾力性を併せ持つ新規ハイドロゲル製剤は動物実験において高い精度で膵液瘻を予防しており、今後の外科医療において革新的な方法となり得る。
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