研究課題/領域番号 |
18K08652
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
齋藤 元伸 福島県立医科大学, 医学部, 講師 (90611749)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 胃癌 / CDX2 / IL-6/STAT3シグナル / IL-6/STAT3 |
研究成果の概要 |
CDX2は胃粘膜の腸上皮化生を引き起こし胃癌の炎症発癌に強く関与することが知られている。本研究では、我々自身の以前の研究成果を基に、IL-6/STAT3経路によるCDX2発現抑制に着目した。胃癌切除検体におけるCDX2発現と手術前の患者血清におけるIL-6濃度を比較検討したところ、CDX2発現はIL-6濃度と負の相関を示すことかが明らかとなり、ピロリ菌感染時とは異なるメカニズムがCDX2の発現に関与していることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本人の癌死の内訳として未だ胃癌の割合は高く、その発生機序を調べることは予防や治療に繋がることから重要な研究の位置を占める。ヘリコバクター・ピロリ菌が胃癌発生に関与することは多くの報告によって明らかとなっており、そのピロリ菌によって発現が調整されるCDX2の胃癌発生に関わる機序を本研究では調べた。その結果、ピロリ菌とCDX2と炎症のメディエーターであるIL-6/STAT3シグナルとの相互関係が明らかとなり、胃癌発生の複雑なメカニズムが多少なりとも紐解かれた。
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