研究課題/領域番号 |
18K08664
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
|
研究機関 | 公益財団法人がん研究会 |
研究代表者 |
秋吉 高志 公益財団法人がん研究会, 有明病院 大腸外科, 副部長 (50625598)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 直腸癌 / 術前放射線化学療法 / 免疫ゲノム解析 / 化学放射線療法 / 微小免疫環境 / TCRレパトア / 放射線化学療法 / 免疫環境 |
研究成果の概要 |
進行直腸癌に対する術前化学放射線療法(CRT)の治療効果における腫瘍浸潤T細胞の多様性の意義は不明である。我々は、67症例の治療前生検検体のT細胞受容体(TCR)レパトア解析を行った。また、23症例については手術検体のTCRレパトア解析を行い、CRT前後のTCRレパトアの変化を解析した。TCRレパトアの多様性(DI)は効果良好群で効果不良群より有意に高く、CRT前後のTCRレパトアの変化の大きい群は小さい群より無再発生存率が有意に良好であった。治療前のTCRレパトアの複雑性と治療前後の動的な変化が進行直腸癌における術前CRTの治療効果を予測する有用な指標になる可能性が示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
腫瘍浸潤CD8陽性T細胞の密度が直腸癌に対する術前化学放射線療法(CRT)の治療効果と相関することはこれまで報告されていたが、本研究でははじめて腫瘍浸潤CD8陽性T細胞の密度だけでなくT細胞レパトアの多様性がCRTの治療効果の予測に有用であることを示した。
|