研究課題/領域番号 |
18K08676
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
三宅 亨 滋賀医科大学, 医学部, 講師 (70581924)
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研究分担者 |
谷 眞至 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (60236677)
生田 大二 滋賀医科大学, 医学部, 客員助教 (00581935)
徳田 彩 滋賀医科大学, 医学部, 医員 (80814392)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 癌転移 / 大腸癌 / Claudin / CT26 / リンパ節転移 / 消化器癌 |
研究成果の概要 |
癌細胞におけるClaudin9の発現意義を検討するため、Claudin9高発現CT26大腸癌細胞株を作成した。qPCRとWestern blottingでmRNAや蛋白の発現を確認し、Claudin9が高発現していることを確認した。これらの細胞株を用いて、マウス盲腸への同所移植を行った。その結果、Claudin9高発現のCT26大腸癌細胞株は親株と比較してリンパ節転移を多く認めた。これらの結果よりClaudin9 の高発現株がリンパ節転移に影響を及ぼしている可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
癌は3大成人死因の1つであり、特に大腸癌は女性のがん死亡数の第1位であることから、喫緊の対応が必要な疾患である。大腸癌では3次治療以降の化学療法は生存期間を数ヶ月の延長するのみであり、大腸癌において予後を改善するには現在の治療法とは異なった新たな戦略の確立が必要であると考えられる。多くの癌腫で転移は強い予後規定因子の一つであるが、癌転移は多段階に制御されていることが知られており、その機序については十分解明されていないのが現状である。我々はClaudin9が癌の転移に関与していることマウスモデルを用いて明らかにした。今後、その機序を解明することで新たな治療薬の開発に貢献できると考えられる。
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