研究課題/領域番号 |
18K08683
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
安藤 幸滋 九州大学, 大学病院, 助教 (20608864)
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研究分担者 |
沖 英次 九州大学, 大学病院, 講師 (70380392)
佐伯 浩司 九州大学, 大学病院, 講師 (80325448)
中西 良太 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (90771254)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | イリノテカン / バイオマーカー / proteasome阻害剤 / リン酸化topoI / 消化器がん / トポイソメラーゼI / topoI-pS10 / topoisomerase I / ユビキチン / BRCA1 |
研究成果の概要 |
消化器がん治療に用いられる抗癌剤であるイリノテカンのより効果的な治療法を開発を目指した。我々はがん細胞がどのようなメカニズムでイリノテカンに強くなるのかを解明した。これにはイリノテカンの標的タンパク質であるトポイソメラーゼIの分解が関わっていた。この分解過程を詳細に検討し、がん細胞へのイリノテカンの効果がより強くなるようにバイオマーカーの開発や、新たな治療法の開発を行った。バイオマーカーとしてはリン酸化topoIを開発した。また新たな治療法としてはトポイソメラーゼIの分解を止める薬剤を発見した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の我々の研究は日本において開発された抗癌剤であるイリノテカンの効果を高めることを目的とした。内容としては感受性バイオマーカーの開発及び新規治療法の開発である。これまでイリノテカンに対する感受性バイオマーカーは存在しなかったが、我々の開発したバイオマーカーは感度、特異度ともに80%以上であり、今後多くの消化器癌患者に恩恵をもたらすと考える。また、新規治療法としてはproteasome阻害剤とイリノテカンを併用する方法であり、proteasome阻害剤はすでにあるため、今後この新規治療法の開発は容易と考える。
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