研究課題
基盤研究(C)
ヒト胃癌細胞株MKN74より、CD44高発現細胞をsorting後、sphere形成能を有する細胞のみを分離し、癌幹細胞を培養。作製した癌幹細胞株と親株の遺伝子発現をmicroarrayで比較検討したところ、CACNA2D1、CACNB4等の電位依存性カルシウムチャネルの発現増強が確認された。CACNA2D1阻害剤であるアムロジピンや、CACNB4阻害剤であるベラパミルは癌幹細胞株特異的に増殖抑制効果を示した。更に、マウス皮下腫瘍モデルでシスプラチンにアムロジピンやベラパミルを併用することにより、シスプラチン単剤投与群に比較し、皮下腫瘍成長が有意に抑制されることを確認した。
電位依存性カルシウムチャネルが胃癌幹細胞において高発現し、その阻害剤であるアムロジピンやベラパミルが癌幹細胞特異的に抑制効果を示すことを新たに見出した。アムロジピンは高血圧・狭心症治療薬として、ベラパミルは抗不整脈として臨床で広く用いられている薬剤であり、その抗腫瘍効果を明らかにしたことの社会的意義は大きいと考えられる。
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