研究課題/領域番号 |
18K08690
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
小松 周平 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任講師 (40578978)
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研究分担者 |
大辻 英吾 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20244600)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | microRNA / リキッドバイオプシー / バイオマーカー / エキソソーム / 遊離核酸 / 核酸治療 / 抗がん剤感受性 |
研究成果の概要 |
NCBIデータを用いて食道癌の癌抑制型microRNA候補群を網羅的に検索し、5種類の候補の解析から、食道癌患者血中で枯渇している癌抑制型miR-655に注目した。血中miR-655濃度低下は、食道癌患者の予後不良、リンパ節転移予測の新規バイオマーカーとして有用で、担癌マウスへのmiR-655皮下投与による血中miR-655の濃度回復で、腫瘍増殖・リンパ節転移抑制の抗癌核酸治療実現の可能性を示した(Molecular Cancer 2019)。また胃癌TS-1(5-FU)抗癌剤耐性の新規血中バイオマーカーmiR-1229-3pも同定し、Scientific Reports 2020に報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
遺伝子発現調節に関わるmicroRNAが体液中で安定していることに注目し、血中microRNAを指標とした消化器癌の次世代型バイオマーカー探索を行ってきた。今回、食道癌患者血中で枯渇している癌抑制型miR-655に注目し、予後、リンパ節転移予測の新規バイオマーカーとして有用であり、マウス皮下投与により血中miR-655の濃度回復で、腫瘍増殖・リンパ節転移抑制の抗癌核酸治療の可能性を明らかにした。
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