研究課題/領域番号 |
18K08691
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
齋藤 心 自治医科大学, 医学部, 講師 (60382909)
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研究分担者 |
北山 丈二 自治医科大学, 医学部, 教授 (20251308)
春田 英律 自治医科大学, 医学部, 講師 (20406143)
倉科 憲太郎 自治医科大学, 医学部, 講師 (70382900)
宮戸 秀世 自治医科大学, 医学部, 講師 (90813163)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | スキルス胃癌 / 平滑筋細胞 / 浸潤 / 上皮間葉移行 |
研究成果の概要 |
スキルス胃癌の間質中には多数の平滑筋細胞(SMC)が存在するが、がんの進展におけるSMCの役割は十分に解明されていない。本研究では、(1) In vitroで培養したSMCが、胃癌細胞の増殖を弱く促進すること、(2) PD-L1などの免疫抑制分子を発現し、抗原刺激によるT細胞の増殖、活性化を強く抑制すること、(3) 腹腔内化学療法を施行後に切除した胃癌組織において残存腫瘍の周辺に多量のSMCが存在していることを見出し、SMCが胃癌の進展に促進的な作用を有し、化学療法に対する抵抗性にも関与している可能性があることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
微小環境内に存在する平滑筋細胞の生物学的役割やがんの病態や癌に対する全身免疫に及ぼすに及ぼす影響に関する新しい知見が得られた。これらの知見は予後不良のスキルスがん、特に腹膜転移を有する患者に対する新たな治療法の開発に繋がると思われる。
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