研究課題/領域番号 |
18K08692
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 公益財団法人がん研究会 |
研究代表者 |
伊藤 寛倫 公益財団法人がん研究会, 有明病院 消化器外科, 医長 (30790539)
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研究分担者 |
前佛 均 公益財団法人がん研究会, がんプレシジョン医療研究センター リキッドバイオプシー診断開発プロジェクト, プロジェクトリーダー(部長クラス) (90372820)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 肝外胆管がん / リキッドバイオプシー / 胆汁 / 無細胞DNA / 胆汁リキッドバイオプシー / 閉塞性黄疸 / 胆管がん / liquid biopsy / bile duct cancer |
研究成果の概要 |
肝外胆管がんの術前組織診断は胆汁・胆管擦過細胞診が現在の標準診断法であるが、その正診率は未だ十分でなく、新しい診断法の開発は喫緊の課題である。本研究では、胆汁を用いたリキッドバイオプシー診断法を開発し、胆道癌患者のがん診断能を評価した。26例の胆管癌疑い患者より胆汁を採取し、胆汁内の無細胞DNAを抽出し、がん細胞由来の変異遺伝子を含むctDNAを検出した。細胞診による悪性細胞の検出率46%に対し、ctDNA検出率は81%。術後2例が良性胆管狭窄であることが判明し、リキッドバイオプシーのがん診断感度と精度は83%、81%で、従来の胆汁細胞診の42%、46%と比して大いに改善した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で確立された、胆汁リキッドバイオプシー系は、簡便でかつ従来の細胞診よりも高感度である。癌の診断法として有望なだけでなく、ターゲットシークエンスする標的遺伝子を選べば分子標的薬の治療選択のガイドとなりうると期待される。
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